ギズモX

ザ・スパイ ゴースト・エージェントのギズモXのレビュー・感想・評価

2.7
ロシア発のスパイアクション作品。

主演は『T-34』のアレクサンドルペトロフで、主人公が所属しているロシアの秘密エージェント組織『ユース』の存在を巡ってさまざまな陰謀が蠢いていくみたいな感じのストーリー。

なんかポスターを見たらロシアでは大ヒットしたらしく、『T-34』のように『007』や『MI』的なド派手なアクション映画なんだろうなと思って鑑賞してみたら意外や意外、かなりリアル寄りだった。

現実離れしたシーンがあまり無く、話が平坦なので盛り上がりに欠けるものの、スパイ映画にありがちなとんでもガチェットは登場せず、様々な実銃が登場してたり、ミリタリーな銃撃シーンやアクションシーンが多くあるからこれはこれでアリだなと思った。

そのアクションシーンで特に見どころだったのが"フライボード"!
水圧で乗っている人を空に飛ばすアレ!
あのフライボードを上手く乗りこなしながら銃を撃つエリート敵兵達がラストに登場して、その様子はまるでタコの足みたいでこれは面白かった。

でも、肝心のストーリーの大部分が何故か主人公の親子関係に割り当てられていて、そこが凄くイマイチだった。
中盤あたりからは主要人物がいろんな組織から捕まる展開になり主人公に至っては大小合わせて3回くらい。
ここらへんもう少し何とかならなかったのか。
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