しょうちゃん

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
2023年24本目の劇場鑑賞。
令和215本目の劇場鑑賞。
IMAXレーザーGT(字幕版)で鑑賞。

ピーター・パーカー亡きあと、
スパイダーマンを継承した高校生のマイルスが、
スパイダーマンの哀しき宿命に直面し、
その運命に抗おうとマルチバースを舞台に、
各ユニバースのスパイダーマンたちと死闘を繰り広げるさまを、
さらに進化した革新的映像表現で描き出していく。

すっかり定着してきたマルチバースという言葉。
MCUもDCも当たり前のように展開している。
猫も杓子もマルチバース。
マルチバース映画の“エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス”が、
作品賞を獲る世の中になっている。
マルチバース映画で面白いのは、
ファンサービスに近いサプライズ演出が出来るのだと思う。
本作の見所は、
240体以上のスパイダーマンが登場するメニースパイダーマンなのだが、
メニースパイダーマンの中で、
人間以外のスパイダーマンの登場には笑ってしまう。
それは猫と恐竜である。
猫は“スパイダーキャット”という名前らしいけど、
僕は勝手に“スパイダーニャン”と呼ばせてもらってます。
こっちの方がしっくりくる。
恐竜は“スパイダー・レックス”らしい。
この何でもありのお祭りの様な展開はマルチバースならではである。
本作は、
メニースパイダーマンというファンサービス作品だけには終わらなかった。
スパイダーマン作品における避けられない運命という、
カノン・イベントと呼ばれるものがあり、
かつてのスパイダーマンたちは受け入れていたが、
マイルスは受け入れずに運命を変えようと大きな決断をするが、
それがマルチバースを全体を揺るがす最大の危機を引き起こす。
運命を変えようとするマイルスにメニースパイダーマンが立ちはだかる展開。
スパイダーマン好きさんは必見です。
ラストの予想していない展開には驚かされた。
この様な展開は今年2作目である。
しょうちゃん

しょうちゃん