勝ったのは農民だ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【色んな意味で、次元が違うアニメです。】

前作『スパイダーマン:スパイダーバース』が、映像技術的にものすごい一作だったんですが、今作はそれをさらに超えてきました。


これまでのアニメとは次元が違う、少なくともアニメの映像作品🎨としては現時点での最高到達点だと思っています。


ただ正直なことを言うと、
表現の手数や情報量があまりにも多すぎて話に集中出来なかったところもあるので、そこは好き嫌いがあると思います。🤯

“画面に集中する“って意味では字幕より日本語吹替がオススメです。🗣️

🥁🦅🕸🕷️️🕳️🏧👮🏾‍♂️🚓🏙️🏗️🌆🎂👫🏻🔄🧑‍🍼👶

【マイルスじゃなくてグウェン・ステイシーが主人公の成長譚だとしたら、キリがいいラストです。】

まぁ、とにかく情報量が多かったですね…。

自分は2014年に公開された『LEGO®️ムービー』を初めて観た時に衝撃を受けて、このフィル・ロード&クリストファー・ミラーの名前を知ったんですが、

彼らの脚本作品📖はめちゃくちゃ面白いけど、観終わった後でどっと疲れるんです。😅

キャラクターが、なんのこっちゃないよくある会話をしている時でも画面上で何かしらの動きがあります。少なくとも手を抜いてる感じが全くないです。


ギャグも表現技法もものすごく手数が多いですから、ストーリーとしてはまだ飲み込めてないところもあるんですが、

ざっくり言えば、

“親が子供の意志を尊重する“👨‍👧

みたいな話でしょうね。




ラストもいいですね。😄

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPARTⅡ』みたいな、次回作に向けてすごくワクワクする終わり方になってますし、

やっぱり自分は、“仲間集めの映画“って好きなんでしょう。



一番最初にバンドをやりたかったけどメンバーと馴染めなかった彼女が、
一番最後にスパイダーマン同士で自分のバンドを作るラストは、

今作がマイルス・モラレスじゃなくてグウェン・ステイシーの成長譚だとしたら映画単体としてもキリがいいです。

もしもこれがアカデミー賞長編アニメ部門を受賞しなかったとしたら、おそらく「今作では完結していないから。」ってことでしょう。
完結編となる次回作『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』にも期待しています。