やまモン

ショック・ドゥ・フューチャーのやまモンのレビュー・感想・評価

3.7
【時代の風】

1970年代後半、電子音楽の黎明期の空気感が伝わってくる作品である。

解説によると「男女差別」などの言葉が出てくるが、大切なのはそのようなことではない。

大切なのは、時代の空気を感じて、束の間身を任せることであろう。

この作品の醍醐味は、ストーリーや思想のようなものではなく、時代の風を感じることであるように思われるからである。

これもまた、古き良き時代への追憶なのかもしれない。