橘

そこにいた男の橘のレビュー・感想・評価

そこにいた男(2020年製作の映画)
3.6
サクッと。元ネタの事件は詳しくは知りません。
病んでいるからどうかしている相手にも依存してしまうのは凄くわかるので紗希ちゃんの行動に、そうだねこうするよね…としかならず。主演の清瀬さん上手いなぁ。。
翔くんの絶妙なクズさ格好悪さも。もうひとりの女の影、ってあらすじにあったのでてっきり紗希ちゃんが浮気相手か〜と思いきや妻!不倫。それは翔くん刺されても仕方ない。刺され方痛がり方も上手いですね…ぐだぐだせずにサクッと刺されるの痛そう。本当に痛そうで凄い。

留置所?にいる紗希ちゃんに生まれた子ども連れて会いに来た妻、感謝と言いつつあれ強がりでは?となりました。真顔だし。でも母は強しなので刑事たちの前や病室ではあんな態度とりつつ、子ども生まれたら意識が変わったのかもです。
紗希ちゃんは既に壊れていたのでダメージ食らわないけど、相手の本命にああ言われるとキツイ気がする。

女刑事さんは突っ込んで言いのかどうなのかと思いつつ観てました。お茶かけられて即流暢なヤンキー口調でキレ散らかすの良かったです。元レディースかなんかかな。

エンドロールの音が道路交通情報なのも良かったです。あばたもえくぼ…ああいう姿も愛せたら良いのかもとなるけど錯覚だ。恋愛感情はそもそも錯覚だけど〜というと身も蓋もありません
橘