アマプラ独占配信ショートフィルム。
エピソードが5つ分、なんだか世にも奇妙な物語感ありました。
ルールはひとつ「感染拡大防止を徹底して撮影すること」だけ。テーマ、上映時間、など何でもあり。それぞれの監督の個性が出ていました。
エピソード1
「デリバリー2020」
岸井ゆきのちゃんがうな丼を頬ばるキュートさにほっこりしながら、渡辺真起子さんの素晴らしい母親役を堪能。この家族のような状況になられてしまった家族もどこかにいるのだろうと思うと胸が詰まります…一番観て良かった作品でした。
湯を沸かすほどの熱い愛の中野量太監督作品。
エピソード2
「孤独な19時」
斎藤工の、なんじゃそりゃがハイライトでした。こんなエグいクセが強すぎるキスの音は聞いたことがない…人間は生きるためだけには生きられないのだなぁ…喜びと出会いのために生きているのかもしれない。
愛のむきだし、時効警察の園子温監督作品。
エピソード3
「DEEPMURO」
タイトル通りディープラーニングの技術で大量のムロツヨシを起動するという…Perfumeの技術チームであるライゾマの真鍋さんの技術が、完全に無駄働きしてるアホみたいな作品でした(褒めている)
ムロツヨシ、真鍋大度、上田誠共同監督作品。
エピソード4
「ボトルメール」
一番難解な作品…夏帆さんと麻生久美子の絡みをもっと見たかった。
時効警察の三木聡監督作品。
エピソード5
「MAYDAY」
きっと、全世界の人々がこれからの人生で決して忘れることのできないあの5月を。緊急事態の5月を。5月1日の労働感謝祭であるメーデーと、遭難信号であるメーデーを掛けてたのが素晴らしいタイトルでした。どんな状況でも前向きに、美味しいご飯を食べて生きていくしかないということ…
宮本から君への真利子哲也監督作品。
初日鑑賞してから、起きて寝るまでずっとテネットのことばかり考えています。ほんとオールタイムベスト過ぎる…
もう3回も観てしまい、パンフを何度も読み、サントラを聴きながら、テネットを毎日咀嚼する。これほんと何度も観て、色んな人と議論したくなる素晴らしい映画作品です。
難解すぎるとか、人間心理を描いていないとか言われていますが。とにかく今魅せられる映画技術の全てが込められていて、一人でも多くの人に映画館に足を運んでほしいというノーランの想いに溢れています。
どうか、ノーラン作品に興味がない人も、少しでも気になっている人も、一回観てよくわからなかった人も、いま一度映画館へ、そしてスクリーンが近くにあればIMAXシアターで鑑賞していただきたいです。
スクリーンから遠のいてしまった人々が多い今だからこそ。
どうか今こそ、映画館で映画を楽しむ。
マイベストムービー1位に設定して随時追記しているので、もしよかったらレビュー読んでやってください。エントロピーが高まり過ぎて10000文字くらいになってるけど…
そして疑問点わかる人、教えてほしい…
いっぱいテネットのこと語りたい…