順慶

ウィッカーマン final cutの順慶のネタバレレビュー・内容・結末

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

たしかに「ミッドサマー」的。

時代は1973年。
少女ローワン・モリソンが行方不明になったと知らせを受けて、ひとりの警察が調査のためにある孤島にくる。この島はカルト教の島だった。

調査するも島民は隠している。騙している。学校の生徒も先生も。性に対してかなりオープンで、学校でも普通に教えている。
そして彼らは、生まれ変わりを信じていた。

5月1日に「五月祭」という儀式が行われる。
昨年、不作だっため今年は豊作を願って供物を捧げるためのお祭り。島民は動物のマスクをかぶったりしている。供物というか生贄。太陽が沈む直前、この祭りはクライマックスを迎える。

救いのないラスト。
すべては最初から仕組まれていた。
燃えさかるウィッカーマン。神に祈る警官。
沈む夕陽がきれいだった。

5月1日に見るのは、適した作品だった。
奇しくも私の生年月日は、1973年5月1日。私はあの警官の生まれ変わりなのかもしれない。
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