橘

ザ・スイッチの橘のレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.9
スプラッターは苦手なはずなのにこの監督さんのだけ観られる。サクサク殺られていくからなのか、殺されていくパリピと殺され方のバリエーションが豊かだからなのか。
面白かったです。

キャラが皆さん良い。
主人公のミリーが良い子、お友だちのナイラとジョシュ、好きな子のブッカーも良い子たちでした。あれだけ外見変わっててもナイラとジョシュは説明したら気付いてくれるし(その前にお互いボコボコにはなった)、ブッカーに至ってはなんか変って自ら気付く。
ミリーは正直、あの外見で内気に育つ意味がわからないですが、中身が変わってからはぴったりなイケイケに。ファッションセンスはあちら寄りが合う。

女子高生の振る舞いをするおじさんの破壊力。インスタなのかな…ハッシュタグ付けて喋るの止めてもらっても?
古い人間なので、ガッキーと舘ひろしが入れ替わるドラマ(オススメ!殺人系では勿論ない)を連想するのですがあれは両方整ってるから…片方が美男とは言えないデカいおじさんなのに仕草完璧に女子なの笑う。「何よ!体がデカい」。ヴィンス・ヴォーンさんめっちゃ凄いですね。。
ブッカー、好きな女の子(中身)が生き生きしてるの嬉しそうに見てるのいいヤツ。今キスしたら変だと思う!!

殺人鬼ブッチャーは結果的にミリーの人生を良い方向に変えたのか。嫌なヤツ結構消されてました。序盤で大声出してびっくりさせてきた猿みたいな子も、生き残ってるけどもうミリーをからかいはしてこないだろうし。
人生取り戻すの命懸けです、ミリーが。

単語警察。5分前行動の大切さでした。
ケスラー家もがんばりました。



「この家デニーズ臭いわよ」
「お前にさわられるとプッシーが乾くよダサ男」
「ノーマルになったんだ」「そんなわけないでしょ」(ジョシュの母子関係、良好なんだなぁ)
橘