アメリカイリノイ州シカゴで文化革命を起こした罪で行われた政治裁判。
戦場への派遣をやめるように言っただけで起訴された被告達。
裁判では被告達の反対尋問をすべて削除されたり、陪審員脅迫をでっち上げて判事に優位になるよう嫌がらせ、事あるごとに侮辱罪を適用。
被告の中の1人黒人のシールは法的弁護をいつまでも受けられず自分自身で弁護する事を懇願したけど聞き入れてくれない事に胸が痛みました。
黒人は白人どうしの議論は古い世代に反抗してるだけ。白人とは違うっていうセリフに重い背景が見えました。
ホフマン判事の横暴さに段々と苦悩してくるシュルツ検事。被告達とは敵対する立場にいながら心の中での葛藤も描かれてました。
元司法長官クラークの被告側の証人として召喚する勇気ある行動も、判事による陪審員退席処置をとり証言させなかったりと、事あるごとに権力を振りかざす判事。
最後のヘイデンの証言では涙がとまりませんでした。
この文化革命を起こした被告達は、それぞれの思想を持って、自分が正しいと思った事を心のままに行動した結果の裁判。とても胸を打たれました。