ホラーマニア斗真

シャドウ・イン・クラウドのホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)
3.0
ニュージーランドからサモアへ最高機密を運ぶ密命を受けた、連合国空軍の女性大尉モード・ギャレットはB-17爆撃機フールズ・エランド号に乗って空へ飛び立つが、高度2500メートルの上空で、自機の右翼にまとわりつく謎の怪物を目撃するという、ニュージーランド発🇳🇿のホラーアクション。

"可愛いグレムリンは出てきません"

ヒロインが高度2500メートルの上空で戦う相手はグレムリンなのですが、グレムリンといえば、1984年公開の「グレムリン」に出てくるような、可愛い生き物をイメージしますよね。残念ながら可愛いグレムリンは今回は出てきません😜

イメージとしては漫画家の水木しげるが描いたグレムリンのビジュアルに近いと思います。グロテスクな見た目のグレムリンと戦うお話ですが、人がグレムリンに食われるような残虐描写はほとんどないので、スプラッター映画が苦手な人でもかなり見やすいです🦇

実は見る前はヒロインとグレムリンが戦うだけの退屈なシチュエーションかなと決めつけていましたが、予想もつかないスリルとサプライズが炸裂するストーリー展開もあって、個人的には意外と退屈せずに楽しめました👍

終盤では頼りない男たちに変わって、ヒロインがグレムリンと格闘する場面やヒロインが爆発の衝撃で空中から爆撃機に戻される場面は本当にお腹が痛くなるぐらい、笑えました。また、高所恐怖症の人にはきついサバイバル劇もあってハラハラ出来ました。評価が低い作品でしたが、意外と悪くなかったと思います😙

というわけで、爆撃機の中というシチュエーションでありながらもホラー、アクション、コメディ等のジャンルも惜しみなく盛り込んだ、B級ホラー映画の良作でした。モンスターパニック映画が好きな人にはオススメです🚁

※極秘ミッションはこういうことか…⁉︎🎁