『しゃぶしゃぶスピリット』の監督が作った。邦画の善いカタチ。自主も商業もさしあたってこのレベルをめざしてね。
鳥みたいな顔のイケメンが「立つ鳥跡を濁さず」と繰り返し言うとこが何となく摑み。地球儀のオーストラリアってデカさがホラーだね。自ネイルを「ガタガタなんですぅ♡」と謙遜する女子語よかった。めがねさんが下手ウマからウマウマへと攀じ登っていく感じできちんとしたプロって思った。少しね。
第３話の前半で私は泣きっぱなしに。一所懸命に生きてる2020年のすべての若い人へのエールムービーかも。俳優全員、綺麗な瞳をしてる。
第３話の後半には涙はすっかり退いたが、「表現」を堪能。ただ、満点モードで歩いてた映画の、ラストへの怒濤は足りなかった。そうするためにも、六人六様キャラを各1.3倍程度は彫り進んでほしかった。
ともあれ、20代独身はこれ必見。年配の人にはさほど響かないかな。
撮影監督の小川ミキさんがいい仕事。YOASOBI の ikura には私の作った曲も唄ってほしいなと思った。かなりね。
