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M・ナイト・シャマラン監督のホラーだ。
設定が面白くて良かった。
物語の舞台は、とあるビーチだ。
珍しい鉱石でできた岩壁に囲まれており、風光明媚な美しいビーチに見える。
ここに招待された数組の家族に降りかかる恐怖の一昼夜を描いた作品である。
周知のネタをバラしておく。
それは、このビーチが人の成長もしくは老化を急速に早める恐ろしい場所であるという事だ。
例の珍しい鉱石の作用らしい。
なんと、30分で１つ歳をとるという。
つまり、1時間で２つ歳をとる計算である。
もしくは、1時間半で３つ歳をとるという事だ。
あるいは、2時間で４つ歳をとるとも言える。
とどのつまりが・・・
後は各自で計算していただきたい。
登場人物はまさに老若男女。
あらゆる年代の男女が取りそろえられている。
まず顕著な変化を見せるのが、チビっ子たちだ。
６歳の男の子が、わずか２時間で10歳ぐらいになるのである。
幼稚園の年長さんが、いきなり小４になる訳だ。
更に数時間後には、うっすら髭を生やらかした青年へと成長を遂げるのである。
非常に外見の変化が、はっきりしているのだ。
いわんや女の子をや、である。
その点、大人たちは分かりにくい。
変化は非常に緩やかに見える。
だが、彼らにも確実に変化・・・と言うか老化が訪れているのである。
アッと言う間に老い、死にゆく運命なのだ。
チビっ子たちはグングン成長し、大人たちは老い死んでゆく。
成長したチビっ子たちも、時を置かず老いてゆくのである。
当然、彼らは脱出を試みる。
来た道はもちろん、岩壁、海路などあらゆる手段を試すのだが、どうしてもビーチから出る事ができない。
その過程で命を落とす者、精神を病む者、色々ゴタゴタも起きるのだ。
そもそも、なぜ彼らがこのビーチに招待されたのか。
リゾートホテルは大勢の観光客で賑わっていた。
その中から、なぜ彼らが？
偶然ではない。
明らかに意図的に選ばれたフシがあるのだ。
一体どういう事なのか。
そこには、恐ろしい秘密が！
それはそれは恐ろしい秘密が隠されていたのであった！
とまあ、そんな物語である。
面白かった。
こういうアイデア一発の作品は結構好きである。
完
