空海花

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画の空海花のレビュー・感想・評価

2.3
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の続編。
前作は未鑑賞。

サシャ・バロン・コーエンが架空のカザフスタン人ジャーナリスト、ボラットを演じ、娘のトゥーター(マリア・マカローヴァ)を第48代アメリカ副大統領マイク・ペンスに貢ぐためにアメリカを再訪するというモキュメンタリー・コメディ。

アカデミー賞では助演女優賞、脚色賞にノミネート。
ゴールデングローブ賞では
最優秀作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、最優秀主演男優賞を受賞。
と驚くことに賞レースに絡んできた。
やはり大統領戦前にリリースしたのが大きいと思う。
しかしラジー賞でも、最低助演男優賞、最低スクリーンコンボ賞を受賞。
ラジー賞には愛すべき作品も多いので、あまり気にしないが、この作品に至っては勲章か。
受賞はルドルフ・ジュリアーニ🤦
元ニューヨーク市長で、トランプ前大統領の顧問弁護士を務めた。
作品には本人役で出演。
この人を助演男優と認識するところは、おおらかさなのか怒りからなのか…笑っていいのかもわからない😅
あと、アカデミー賞史上の長いタイトルにもギネス認定されていた。

3歳以下視聴禁止とお断りが🚫
前作があるので、彼があの格好で街をうろつくとバレてしまう。
実際目撃されて、ボラット続編か?と噂が立ったらしい。
色々変装。もちろんヤバいのも。

音楽にはクストリッツァ映画の曲も。
Gonna Make You Sweat(EVERYBODY DANCE NOW)とか懐かしい。

政治に対する手段。
コメディに得体の知れないパワーがあることはわかった。
真面目にやったら笑えない訳で。
ただドッキリ苦手だし
身体張りすぎだし
でも、すごく腹立たしいことが起きた時とか、いざという時には手段は選ばないという点はもしかしたら自分もあるのかもしれない。。
映画目線では見れなかった。
この複雑なモヤモヤに加点。

つい吹き出してしまったのは、
檻メンテナンス学とトムとケヴィン…


2021レビュー#092
2021鑑賞No.140


ボラットが日本に来たらどうしよう。
『シカゴ7裁判』の彼はシビれたので嫌いにはなりません😌
空海花

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