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皮膚を売った男のdarumaのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.0
オンライン試写。凄かった…何がって、最後の20分位が!!どこで切っても(終わっても)おかしくない。けれど、タイトルの意味(そういう事か!)途中までは「人権を売った男…?」って思ったけど、まさにこのタイトルが相応しい。自由は不自由、一番自由になれた場所が皮肉。

難民についてもっと勉強したいと思った。割と軽いタッチで描かれているのでグロい場面は全く無いのだが、時折入る、情勢が痛々しくて辛い。そして思ったよりも恋愛寄りだった。もしや実話ベース…?と思うほど社会派、だけどエンタメに振ってる!クスッとするシーンも。

中東が舞台といえば直近のイメージが「存在のない子供たち」だったんですが(レバノンだったかな?)、本作の公式HPを見たらまさかの!同じ撮影監督でした。クリストファー・アウン、さすがアートをテーマにした作品だけあって、少し歪んだ映像がとても綺麗です。
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