なにも新しいことひとつない映画なんだけど、不思議とアクションシーン（素手ファイト）ではワクワクしたり、最後は心ぽかぽかになってる不思議な映画。セリフはどっかで聞いたことがあるようなものばかりだし、キャラクターも展開もありふれているけど、作り手側のこういうアクション映画への愛が溢れている感じで、最後まで魅せてくれた。手を抜いてない感じが好感が持て、制作側の一生懸命さが伝わってきた。素手アクションも主人公がおっさんだからかスローなんだけど、パワーは感じたし逆にたのもしくなってくる。

話の中で出てくる拳銃が少し変わった設定で、そのために素手ファイトシーンが多く盛り込まれてることになっている。アメリカアクション映画はすぐに銃撃戦になるからねぇ…。マーシャルアーツアクション映画のジャンルで黒人のおっさんが主人公なんてそうそうないので、そこは見どころだと思う。