寿都

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-の寿都のレビュー・感想・評価

4.7

マッチー町山(ムダ話¥220)の解説でいちばん面白いというか驚きというかショックだったのは、
原作者で主人公のJ.D.ヴァンスが、中絶反対とかやってる保守系団体の広告塔になっていること。
貧困を研究するような立場の人が中絶反対派だとは信じがたい。
でもお母さんに避妊や中絶の選択肢があったら、あの優しいお姉ちゃんは産まれていない、というか自分の存在も危なかった、と言われたら黙っちゃうな笑。

バッシングされている点、社会的背景など原作の重要なポイントが抜けているとの説明を聞いても、私はそんなに問題ではないと思った。力作だと思う。この映画をみれば原作に興味がわいてこうして事実を知るのだからそれで良い。
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