回想シーンでご飯3杯いける

クリスマス・クロニクル PART2の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

2.0
前作は、'80年代のスピルバーグ作品を彷彿とさせる内容で面白かったのだが、まさか続編のタイトルが「part 2」って、こんなベタさまで'80年代風にしなくても良いのに笑

サンタのソリが事故ってしまい子供達が助けるという前作のストーリーは、とても良かったと思うし、あくまで世間の人達に姿を見せられないというサンタの立場から、世間とは隔離された刑務所を舞台にしたアイデアも秀逸だった。

対して監督が交代した今作は、サンタが住んでいる北極が舞台。という事で、2人の子供以外は、基本的にサンタとその奥さんしか登場しない。後は日本人に馴染みが無い妖精がCGでうじゃうじゃ出てくるだけで、ドラマとして基本的に成立していないように思える。

世間から離れた生活をするために北極に住んでいるはずのサンタが、そこに迷い込んだ子供を家に招いて食事をご馳走するとか、どうにも納得が行かないストーリー。大人が考えた「こういうの子供は好きでしょ~」感がありありで、しかもそれが外しているようにしか思えない。とってつけたようなミュージカルシーンも同様に大人の押し付け感が、、、。クリスマス映画なら何でも良いってわけではないぞ。