このレビューはネタバレを含みます
「選んだ役を最後まで演じて」
巧い❗️一貫した方向性
前作からどうやって繋げるかが注目のところ
てっきりエスターの出自や人格形成に至るドラマを掘り下げるのかと思いきや
そんな方向転換をせずにあくまでツイストメインの映画として提供してくれる
軸がぶれないスタイルは信頼できる👍
出来るだけ引っ張りに引っ張って観客の興味を惹き続けた前作と違い
案外あっさりとサプライズを施す
インパクトの大小を比較した上での構成だと思うけどこれには大いに賛成
余分なものを付け足さずセールスポイントを絞ったのがすごく良い
その後の広がりに関しても鬼役と逃げ役の立場逆転を見ているのは相当に楽しかった
前日譚だけに結末が分かっていることが玉に瑕ではあるが、双方の狂気性を見ている分には飽きがこない
何なら前作で憎たらしくてたまらなかったエスターに対して肩入れしてしまう瞬間もしばしば…
ナイスアイデアだなと思う
冒頭からほとばしるエスター節
2階の窓から見下ろす視線
そうです！これこれ👌と思いながら楽しんでいた
冷静かつ冷淡に自分の計画を実行していく描写
容赦なく人を殺めるのがやっぱり良いよね〜
こってこてのホラー演出も顕在で
赤ランプが明滅しながら佇む姿が不気味なこと不気味なこと…
車のトランクが開いてからのシークエンスもこってこて
これくらいホラーに特化してくれるのは嬉しい
それにしてもこの前作準拠が前フリになるとは
いやはや恐ろしい
クライマックスのドタバタとした攻防も前作からの引き継ぎ
構成的にはあんまり変わらない
だからこそ見劣りしないツイストを思いついたのがすごいと思う
それにしても
エスターの頑丈さは異常
映画の中のキラーは不死身という定説が当てはまると思う
もしや一作目の湖落ちもフェイク……
