2人が出会ったのは、ほんの一瞬だった
自動車の衝突事故を起こしたジェームズ。
相手のドライバーは、見事なフォームでこの世を去り、助手席のヘレンは何の脈絡もなく乳房を露わにします。
同じ病院に搬送されたジェームズとヘレンは、共に自動車事故愛好会(カー・クラッシュ・マニア)に取り込まれ、性癖を歪ませていきます。
ジェームズの妻・キャサリン、愛好会のリーダー・ヴォーン、この世界に”普通”のやつなんていない。
彼は走っていた 地獄へと続く道を
感想です。
なにこれ、、裏テーマがあるのではないかと深読みを試みましたが、不可能でした。徹頭徹尾SEXです。
全編にわたってツッコミどころしかないので、頑張ってポイントを絞ろうと思います。
まずは警察のガバガバ加減ですよね。現場検証している事故現場に、一般人が普通に立ち入れちゃうし、あちこち触りたい放題。こいつら、韓国の警察より仕事しないぞ。。
主人公は性癖が捻じ曲がっていく過程でNTR属性を獲得したようで、「はぁっ!?」と戸惑う私に何の説明もしてくれないまま、じっとりとした眼差しで妻を眺めます。それどころか、もういっちょキツイ性癖を体得し、私は「うえぇぇぇ〜」と思いつつスクリーンを眺める羽目になりました。
それもこれもきっと、ジェームズが下手くそで、キャサリンが満足していなかったことに問題があるんだと思います。
つまり、ジェームズが床上手だったら、本作の登場人物は、もう少し平和に暮らせたのかもしれません。営みが下手なせいで、一本の映画を作られてしまうだなんて、ジェームズが可哀想に思えてきました。
クリスタルキングさながらに、「あ゛ぁぁ〜」とシャウトするヴォーンが印象的でした。