「別れ」から始まって、ずっと別れについて考えさせられる珍しい映画。
「別れから生まれる希望」ってあるのだろうか。
別れは「かけがえがなく、取り返しのつかない時間」から生まれるもの、だと思う。
だから、別れそのものから希望が生まれるというのがよく分からない。
どのような別れ方をしたって、別れは別れだろと感じる。
うーん、どうなんだろう。。。
と、そのようなことを考えさせてくれたという意味で、とても面白い映画だった。
ただ…
難しいシチュエーションを描くにしては、高橋雄祐と土村芳の2人に説得力が感じられなかった。
モノローグと回想で2人の年輪を無理矢理演出しているが、やり取りだけみると、ただの友達同士のように見える。
残念ながら、今ひとつ入り込めなかった。