ぶちょおファンク

ボクたちはみんな大人になれなかったのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2.5 終盤★2

良い点
◯90年代のG3Macや初代iMac、オザケン(小沢健二・渋谷系代表、裏番長はオリジナル・ラブ(田島貴男)!オザケン(小山田くんと…)は素人時代に彼らのライヴに足繁く通っていた)、ウォン・カーウァイに岩井俊二…等の当時の若者オシャレ・アイテムが時代をよく表している。
◯自分の大好きな作家“中島らも(故人)”さんの話題が!
◯ラスト10分くらいの演出や映像、
そしてエンディング曲、馬の骨(堀込泰行、元キリンジ)「燃え殻」が沁みる…。

気になる点
●佐藤(森山未來)に影響を与えた元カノかおり(伊藤沙莉)の登場までが非常に長い。
●最近多い読点はあるが句点のない時折挟み込まれる“文章表示”は締まりがない。
(詩やサブタイトルなら句点なしで良いけど、佐藤がワープロで打つ小説の一部なんだから句点はあるべき)
●ポケベルが登場しそのあと公衆電話を“テレカ”ではなく硬貨を使うのは時代表現の演出としてツメが甘い。


☆総評
詳しくは存じ上げませんが原作者の“燃え殻”ってヤス(堀込泰行)のファンなんだろうか?

現在から少しずつ時代は遡り90年代へと流れる物語にほんのり郷愁を覚え、特に90年代好き(70年代も好き)には懐かしくも興味深い作風だったが、自分基準では“普通”クオリティーでこのスコア。(低評価は★1.5以下)

伊藤沙莉ちゃんのまさかの“体当たり演技”には驚き!!!!!


2021年309本目(+短編16本)