まあちん

浅草キッドのまあちんのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
4.3
2021年 52本目

正直、期待以上の出来に大満足。

監督、脚本をした劇団ひとりの才能と、
敬愛するビートたけしへの想いが作品のクオリティに昇華される。
監督としては敬愛するからこそ自分が映画化したかったろうし、
絶対に失敗出来なかったろうしで、そのプレッシャーは半端では
なかったのではないだろうか?

何といってもたけし役を演じた柳楽優弥さんの役作りと演技力は
称賛されるべきだし、何か映画の賞を取って貰いたいと素直に思う。

大泉洋さんも素直に上手いし、普通に見てられる。
この感覚を得られる事が凄い事だと思う。
上手い役者さんなんだな。

師匠の墓を一人掃除するシーン。
たけしさん自身がそういう事をやる人だろうと思う。
もう泣ける。

劇場等美術も素晴らしい。

難癖をいえば、ストリップ劇場なのに女性の裸が一切出ない不思議と。
Creepy Nutsの出演はミスキャストではないのか?あのシーンだけ何か現実に引き戻される。

師弟。
タップ。
ハイヒール👠
バカヤロー!

余韻を引きずる。
まあちん

まあちん