鎌谷ミキ

くれなずめの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
3.9
【なんなん、これ!?】

後半口ポカーンですよ…

21年5月にやっと公開されたことは、監督のツイッターで知ってます。観に行きたかったですけどね。かなり新型コロナの状況が悪い時でした。今の方が数は悪くなってるかもだけど…

ざっというと、披露宴の余興を3日前に控えた日、高校の同級生6人組が再会することから始まり、披露宴が終わり二次会までの3時間をメインにしつつ"吉尾"の記憶がインサートされるというお話。

これ、ひっくり返る作品なんですが、もうね、知ってから観ると、普通になってしまう…(一応伏線は貼ってたね)
きっとその"驚き"が最大の見せ場だったと思うのですが…残念すぎる。

松居大悟監督の作品は何作か観ていて。エッジが効いてるイメージですね。本作はなんでそんな方向に行ったんだ?みたいなのがあったんですけど、それ以外は男子特有のノリを味わう作品でしたね。何回下ネタ言うんだよ!!!

成田凌、若葉竜也、藤原季節、浜野謙太、高良健吾…このキャスティングいいわぁ。若干同級生感がバラついているような感じだけど、雰囲気で合わせるみたいな。前田敦子がちょっといい役で、滝藤賢一、岩松了がほんとちょい役。贅沢だよなぁ。

男子はいつまでたっても男子なのか!?しょっぱい青春、仲間を思う気持ち、そして…ある別れ。きっとみんなは二次会までの時間の中で前に進めたと思うんだ。きっとね。うーん、しょっぱい!そして、せつない…

あ『佐々木インマイマイン』関連作だった…けれども。私が何故知ってたか、怒りのネタバレ↓
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