てっぺい

バズ・ライトイヤーのてっぺいのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.5
【バズる映画】
ピクサーならでは、大人でも子供でも伝わるストレートなメッセージ。トイストーリーといい意味で違う世界観を、可愛さ爆発のキャラが見やすく繋いでくれる。老若男女で“バズ”る事間違いなしな一本。

◆トリビア
〇バズ・ライトイヤーのおもちゃは、ディズニー史上最も売れている。(https://forbesjapan.com/articles/detail/48379)
○本作内で『トイ・ストーリー』シリーズの“エイリアン”が登場。壁のどこかにその絵がある。(https://amp.natalie.mu/eiga/news/481010)
○ ウッディの声を担当したトム・ハンクスは、『トイ・ストーリー4』がシリーズの最終作になると語ったが、プロデューサーのマーク・ニールセンは5作目の可能性を明かした。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バズ・ライトイヤー_(映画))
○ 中国やイスラム圏の国など14か国が、本作内の同性愛描写を理由に劇場上映を見合わせている。(https://moviewalker.jp/news/article/1089790/)
〇監督は大の日本好きで、「マクロス」や「ガンダム」に本作のデザイン面は影響を受けている。(https://www.cinematoday.jp/news/N0130976)
○ ディズニー&ピクサーとしては「2分の1の魔法」(2020年日本公開)以来、2年ぶりの劇場公開作品。(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/2207/01/news008.html)

◆関連作品
〇「無限の彼方へ:バズと『バズ・ライトイヤー』への旅」
「トイ・ストーリー」シリーズ、そして本作の製作過程のドキュメンタリー番組。色んなバズが登場します笑。ディズニープラス配信中。
○「トイ・ストーリー」('95)
シリーズ第1作。バズ登場時の本気のスペースレンジャーっぷりが本作と繋がると製作陣が語っている。ディズニープラス配信中。
○「トイ・ストーリー・オブ・テラー」('13)
「トイ・ストーリー3」の“その後”を描いたスピンオフ。本作監督のアンガス・マクレーン監督作品。ディズニープラス配信中。

◆評価
Filmarks:★×3.6
Yahoo!映画:★×2.8
映画.com:★×4.6

◆概要
ピクサー・アニメーション・スタジオ「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフであり前日譚。おもちゃのバズのルーツが明らかにされる。
【監督】
「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」アンガス・マクレーン(本作で長編映画デビュー)
【声の出演】
(字幕版)
「アベンジャーズ」クリス・エバンス
(吹替版)
鈴木亮平、今田美桜、山内健司(かまいたち)、りょう、三木眞一郎、磯辺万沙子、銀河万丈、沢城みゆき
【公開】2022年7月1日
【上映時間】105分

◆ストーリー
バズ・ライトイヤーは有能なスペース・レンジャーだが、自分の力を過信したことで、1200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。相棒でもある猫型ロボットのソックスとともに、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズは、個性豊かな新米のジュニアパトロールたちとの出会いを通して、自らの運命を大きく変えていく。


◆以下ネタバレ


◆メッセージ
自らのミスに責任を感じ、全て一人で解決しようと奔走するバズ。寄せ集めの凸凹集団に頼る事など微塵も考えず、ただ一人解決の糸口を模索するバズに、敬愛したアリーシャの孫娘がかけた「助けて欲しいんじゃない、協力して欲しい」。ほだされたバズがザーグとのバトルにイジーの協力を求め、チームで成功していく。中佐から与えられた精鋭部隊には目もくれず、絆で結ばれたチームを選択。この“一人よりもチームが発揮する力の偉大さ”的な本作が伝える一本木のメッセージ。大人でも子供でも伝わりやすい、ピクサーらしさが健在だった。

◆トイ・ストーリー
そんなバズが、初めてあのレンジャー服に袖を通した、ソックスからズームアウトしたカットは、「トイ・ストーリー」てバズが初登場した、ウッディからズームアウトしたそれと同ポジ。冒頭での“これはアンディが見た映画”的な説明で、なんだか本作と「トイ・ストーリー」での世界観と並列で鑑賞するような不思議な感覚に。劇場で聞こえてくる子供たちの無邪気な声が、アンディのそれのように聞こえる微笑ましい映画体験でもありました。前述した、“リトル・グリーン・メン”が描かれた壁は見つけられず。見つけた方ぜひ教えてください!

◆ソックス
常に冷静で状況を分析、圧倒的な信頼感とは裏腹な可愛すぎるキャラクターのソックス。自ら出したレーザーを追いかけて猫化する描写や、コンピュータをドラえもんのような手で器用に打てているのもなんとも微笑ましい。宇宙に放り出される一歩手前でイジーに止めてもらえたシーンは、本作で1番ホッとしたかもしれない笑。先駆けて公開されたアメリカで人気が沸騰しているというソックス、悩みや葛藤を抱え続けたバズの隣で、アリーシャが狙った通り彼の癒しにもなり、本作を通じてのホッと一息つける愛らしい存在感でもあったと思う。

引用元
https://eiga.com/amp/movie/96176/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バズ・ライトイヤー_(映画)
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