ゆきやま

バズ・ライトイヤーのゆきやまのネタバレレビュー・内容・結末

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『トイ・ストーリー』のバズ、ルーツの物語。

実写寄りのお顔だったので、てっきりバズは実在した宇宙飛行士だよっていうお話かと思いきや、あくまで、映画内映画みたいな感じということで。

1995年の映画にしたらLGBTQのキャラとか、むしろ今の時代に寄り添いすぎで95年の映画らしさという点においては、疑問を感じましたが、キャラが良かったから良い!!で吹きとばせるし、ソックスがエネルギーの調合できるんならレシピぶっ壊れても、ワンチャンあるやろ!!とか、バズ以外のキャラ設定が個人的には薄くて、前半は盛り上がるのに後半、薄味になるのが、なんでや~~~?!っとなったり、細か~~~い、気にな~~るところはありますが、どんな環境でも故郷になる場所を作り出す人間の強さとか絆とか、世界観は見所があって面白かったです。

『トイ・ストーリー』のバズの動きだったり、台詞だったり、演出はやっぱり、観ていて「おお!」となります。特に、バズがウイングを出すシーンは、感動すらします。本当にかっこよかった……。

バズの声優であるクリス・エヴァンスも、バズ寄りの声になってて、違和感なく観れましたし、映像美も素晴らしい。なにより、ソックスが可愛い……優秀……。

バズとアリーシャの関係性が、本当に素晴らしくて、切なくて、でも最高の相棒でした。

ザーグの演出は、ダース・ベイダー並みに黒くてかっこよかったです。お父さん設定かと思いきや、“自分”というのも思いきったなと。ザーグバズは、自分以外を信じられずの結果、バズは自分以外を信じる力を手に入れたからこそ、“故郷”に戻れたんだなと思いました。