ゆきやま

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズのゆきやまのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※例によってオタク語り出すと長すぎ感想です(早口)

FNAF1~3の知識しかない人間ですが、本国でファンがめちゃくちゃ喜んでいるファンのための映画ときいて観たので、そういうバックストーリーありきで評価してあげたい作品です。

振り返りしておこうと思って調べたら、今、なんか6ぐらいまであるらしいですし、小説なんかも出ているんですね。すごすぎ。

なにぶん、FNAF3までの知識しかないのですが、映画オリジナルぽい主人公を出すのであれば、ストーリー的にこうなっても、仕方ないかなという印象でした。

あのピザ屋が、実写で観れるぞ!!!という感動が全てです。

ホラーを期待しちゃダメという事前情報を得ていたので、そのうえで観ましたが、確かに、これはホラーではなくFNAFの実写版を楽しむ映画でした。
フォクシー推しなのか?というぐらい!フォクシーの演出多め。ゲームと同じ声が聞こえると思わずニッコリしてしまいますね。個人的には入江からダッシュするフォクシーも見たかったり、監視カメラの演出がかなり少なかったのですが、まあ、マイクはゲーム本編の主人公とは違うので、仕方ないのかなとも思い……。
子どもたちが描いたイラストの中に、紫の男的な絵があったり、ゲーム内演出があったりで個人的には楽しく観ることができました。ホラー期待して観にきた原作知らない人の気持ちは、ちょっと可哀想な印象でしたが……。

映画としては、叔母さんのの遺体どうなるの?とか、幽霊騒動で収まる被害者数じゃないが?!とか、色々気になるポイントが多いのですが、ファンのための映画だから気にしねえ!という精神で観るしかない。

そもそも、ゲーム本編と同じ確定演出しちゃうと主人公死んじゃうから、仕方ないよねとも思いつつ……いや、2夜も監視カメラ見ずに寝て過ぎるのめちゃくちゃ運いいな……!!

マイクも真面目に店を清掃したりしていたので、そうそう、そうやってお店大事にするところ見せたらね、フレディたちもね…仲間認識してくれるからね……とマイクがうまく死亡フラグ折っていくので安心してみれました。
アビーがかなり、良いポジションで、やっぱ子どもは最強だわ。

なんか、みんなと仲良くなって砦つくってるの思わずほっこりや……こういうしあわせな世界線あってもええんやで……めちゃくちゃかわいい……

ゲーム原作知ってると、やっぱりフレディたちこそ被害者だし、善人に手出ししてほしくないなという気持ちもあったりなので、そこをうまく設定付けた、思いきりのある展開ではあったなと思います(特に普通にアビーたちと仲良くしてるシーンなんて、原作知らなかったら「えっこのぬいぐるみたちに襲われるホラー映画じゃないんですか……」と思わせるだろうし)、そのうえで、アビーがかわいいからおともだちとしてもらおうとする、無邪気さあってのホラー演出は、うまいなと思いました。

あと、スプリングトラップは、めちゃくちゃ動き人間じゃねーかと思ったら、まじで中身出てきたので、笑いました。このあとね、死んじゃうのがもうわかっちゃうけどね、しかたないよね……。

バルーンボーイが「俺も忘れてくれるなよな!」的な感じで、たまに「Hi!」って出てくるのかわいかった。