このレビューはネタバレを含みます
とても仲良き親子の姿が後半にいくにつれて、どんどん歪みまくり……。
母から飲まされる薬に疑問を抱き、何の薬なのか、あらゆる手で調べるあたりは、ドキドキハラハラ。犬の薬て…。
そこからは完全に、母から逃げるクロエのストーリー。配達屋のトムが、思っているより間抜けじゃなくて、母からの熱弁も無視して、クロエを助けようとしてくれたのが、かっこよかったけど、結果、さよならしてしまったので残念である。
クロエが実は大学を合格していたという場面、めちゃくちゃショックで可哀想すぎる……結局、子離れできなさすぎの母であった……と思ったら、本当の母親でもないという展開で、色々と可哀想。
最後は、1人前に生活をし、結婚して子供もいて、本当の両親とも仲良くしている様子でよかったよ、クロエ……。それでも近況を伝えにいくなんて、よっぽどできた子だよ……と思ったら、復讐のために会いに来ていたというラストで、いいぞ、やったれ感です。