観終わった最初の感想が「息子に見せたいな〜！」であった。で、ふと気がつく。これはアンディが憧れて、誕生日にオモチャをせがむほどの世界のお話。親にそう思わせるディズニーマジックにかかっていたと言うのか！とんでもない仕掛けだよ。
スターウォーズ・スタートレック・インターステラー・ゼログラヴィティ…全てのスペースオペラの代表作であるかのような堂々とした作り。緻密な設定の下、かつコミカルに馴染みやすく宇宙の不思議に科学で立ち向かう、ドラえもん映画のような正統的ドキドキ感。ここまで正々堂々と描き切る作品は暫く観なかった。こんなド直球の宇宙映画を今の時代に作る！？という製作者のメタ的な照れが生じそうなところ、『トイストーリーの中の作品』と言う逃げ道が良いように作用していると感じる。
とても精巧に作られた玩具を愛でるような感動がある。
