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アメリカン・ユートピアのericaのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.8
まさに"理想郷"を体験した感覚。

カッコいい!!!!!!これはすごいや。。
極上のエンタメ、圧巻のパフォーマンス
最強のプロフェッショナル集団
これこそ盛らずに"一生に一度の、至福の体験"なのでは。
体が勝手に動くのを抑えるのに必死だった。笑
音楽映画あるある。

グレーのシンプルなスーツに裸足の12人が、限られた空間で、自由に、解放的に、表現する
影を操り、音を操り、光を操る
語る人、歌う人、踊る人、奏でる人
出身地、人種、性別、みんなそれぞれ異なるルーツを持つ人々だからこそ、一体感が生まれた時の感動が大きいのか。

最初は哲学的な人間讃歌だと思ったけど、それだけに留まらない
人生への希望を見出し、人間らしさを肯定しつつも、BLMや政権批判など昨今の社会風刺的なメッセージもしっかり織り交ぜている

中でもジャネール・モネイのカバー曲
"Hell You Talmbout"のパフォーマンスは圧巻でした
ゴスペル調で、ドラムの刻む力強いビートに乗せて、魂のこもったメッセージが観客に叩きつけられる。これは鳥肌。。

"Say his name!! Say her name!!"

この辺はスパイク・リーらしさが色濃く出ていたと思う。
『パス・オーバー』然り、スパイク・リーの手がける舞台演出は、強いこだわりが感じられて好き。

中毒性のある音楽と癖になるダンス
歌詞や台詞がすべて抽象的だからこそ、国境を越えて万人に刺さるのだろう
あーしばらくサントラお世話になります〜
デイヴィッド・バーンはすごい人だな。

いつか生で観てみたい。
素晴らしいブロードウェイ・ショーでした。
あの会場にいる人たちを、羨望の眼差しで見ていたよ。。

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2021/9/27 追記

トニー賞でまた観れると思ってなかった😭👏
"Burning Down the House"
1曲だけだったけど、客席総立ちでめちゃくちゃ盛り上がってた!
かっこよかった〜。。本当にいつか生で観てみたい。
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