このレビューはネタバレを含みます
元トーキング・ベッズのブラッド・バーン率いるマーチング形式ロックステージのブロードウェイショー『American Utopia』を鬼才・スパイク・リー監督が映像化した一本。
トーキングヘッズには馴染みがなかったのですが、独創性と芸術性に溢れ計算しつくされた演出を、スパイクリー監督がセンスある構図で切り取る。臨場感ありましたね〜やられました!
シンプルなステージセットに、揃いのスーツ姿、一見とっつきにくさを感じましたが、
『人間が1番よく観察するものは人間だ』
とバーン氏が語るように、余計なものは極力排除され、楽器担当も動き回れるよう身体に楽器を装着し歌い踊りまくりながらの一体感と連帯感。歌詞、歌唱力、パフォーマンス、すべてがパワフル。客席と心地よく融合しポジティブになれる圧巻のステージ引き込まれました。
テレビに向かってスタンディングオベーションしたくなるの久しぶりだった。