映画が観客を楽しませるという意味で最高の状態はやはりミュージカルだと納得！この映画、まさか完璧なニュージカルだとは思わなかった。しかも主役のティモシーがほぼ歌いっぱなし。しかもいい声してる。
また、ヒロイン的立場の女の子が黒人というのも今までにないパターンで今の時代を表してるのかもしれない。最後もほろっとさせる。
美術も素晴らしい。なんかマイ・フェア・レディの時代を彷彿とさせるような美しいセット。いったいどうやって作ったのかと思うような美しさ、素晴らしさ。
ただ、難を言えば台詞の中にでも、もう少しチョコレートに対するこだわりが欲しかった。なので映画を見て、チョコレートを食べたいという欲求が湧かなかった。
英国製のミュージカルの代表的名作といえば何と言っても「マイ・フェア・レディ」。そのヒロインも最初は貧しい家庭の育ちというパターン。今回のウォンカとも共通点がある。そういう意味ではイギリス製作のミュージカルというのは立身出世物語と言えるかも。
とにかく、何度でも見たい楽しいミュージカルだ。
