けだもの

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのけだもののレビュー・感想・評価

4.0
あまりにも
シャラメの
顔がいい

実はあの有名な『チャーリーとチョコレート工場』もその前に映画化されている『夢のチョコレート工場』も全く知らず、主演がティモシー・シャラメだからという一点のみで鑑賞を決めたのだが、シャラメウォンカの良さ以上に映画の出来の素晴らしさに心を打たれてしまった。
やはりミュージカル。ミュージカルは全てを解決する。
帽子の中からカップやらポットを取り出したり、鞄を開いたらガチャガチャとポータブルチョコ工場が展開するあのファンタジー感!ああいうの本当にワクワクする。
歌は耳に残るいい曲ばかりだし、それに映像が華やかなので見ていて全く飽きない。1番好きなのは「A World of Your Own」
ウォンカ以外のサブキャラ達も皆存在感が強くて、でもくどくはない絶妙なバランス。チョコカルテル3人組なんて、やっている事自体はかなりあくどいのに全部チョコだからやけに可愛らしく見えてしまって可笑しいったら。
ウンパルンパにヒュー・グラント、司祭にローワン・アトキンソンをキャスティングした人には拍手を送りたい。
ウンパ ルンパ ドゥンパティドゥ~♪

今回、初めてのScreenXだった。
左右のスクリーンに映っているのは正面の画像を伸ばして焦点をぼかした映像のようで、自分がまるで映画の世界の中に入ったかのような没入感ですごく楽しかった。
スクリーン自体の光量で劇場がうっすら明るくなるというのも新鮮な感覚。
もっと色んな映画館に導入されて多くの人がこれを体験できる環境になればいいと強く思う。
けだもの

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