以前から99.9のドラマを見続けていて年始のスペシャルドラマも履修した上での鑑賞。私自身、松本さんのファンということもありタイミングよく舞台挨拶のライブビューイングの席を取ることができたので舞台挨拶の回を鑑賞してきました。
本作でも“刑事事件に関する冤罪”や”ネットでのデマ拡散や誹謗中傷“”司法の中での癒着“など今回もさまざまな社会的問題を取り上げながらも、深山がただ事実を明らかにするために奔走する姿は周りの司法に関わるさまざまな人の心を動かしていて、特に川上と深山の2人での会話は印象的。
あらすじから犯人を想像しつつ映画を見始めましたが、さまざまな人の思惑や判明する事実たちによって事件の状況も犯人と思われる人も今まで以上に二転三転。今回は取り扱われた事件の内容的にも、かなりシリアスな部分や場面も多かったですが深山を含め愉快なキャラクターが多いのでシリアスさとゆるさの緩急が絶妙で、しんどくなりすぎずに見れました。事件の規模が大きいからいつもより犯罪のトリックが大雑把に感じられたのがすこしだけ残念でした。
また99.9 THE MOVIEと題しているだけあり、今までのドラマで深く関わってきた人物やキャストが色々な場面で映画での事件に関わってきます。あまりにもさまざまな人や小ネタを登場させたい気持ちが溢れすぎて正直ちょっとくどい場面もありますが、小ネタを見つけた時はちょっと嬉しくなるからファンは必見。
”事実は必ずしも人を幸せにするとは限らない。でも嘘で人は救えない“ 深山の事実を追い求める姿に新たな続きがあるかは分からないけれど、また日曜劇場で会えることを願います。