このレビューはネタバレを含みます
ドラマを観てて面白かったから、映画に期待してた。
この映画の前情報的なスペシャル版で杉咲花の登場が描かれてて、それも含めてドラマをある程度観てないと、面白さが伝わらないどころか、せっかくの仕込みがもったいないと思う。
いとこんちのお店のメニューとか、プロレスネタとか、ダジャレや料理の意味とか、木村文乃のカエルの意味とか、岸井ゆきののCDとか、鶴瓶のアレコレとか。。。。
そういえば過去キャスト勢揃いだったなあ。香川照之いいなあ。もう映画には出ないのかなあ。。。
冒頭の崖で襲われる殺人事件は、ほんとギャグ。嫉妬メラメラ明石に、ポスターの松野明美、走る明石に大翔の調味料とか。
これは登場人物キャラとその関係性を説明するのに投入されたんだろうなって思った。
これも冤罪なのよね。吸い殻ぐらいみつけろよ警察。
そもそもが冤罪をひっくり返すのがテーマだから、ちゃんとこだわってるね。
15年前の村人毒殺事件、犯人とされた山本は獄中死。大翔(ひろと)の父と同じ。。。。
当時の山本の弁護士は南雲だった。
昔より科学的な分析が出来るようになったとはいえ、実際にも冤罪ってたくさんあるんだろうな。
こんなふうに何人もの共犯だった場合、
その理由が利害じゃなく、自分たちなりの正義(子供を守るため、などの)
だった場合、結びつきが強固でほころびが出ないんだろうな。
私としては、亡くなった4人も村人で、その家族もいるだろうに、病院に運んでくれた山本(ワイン飲んでないから運転出来た)を犯人に仕立てるのに協力してるって、すごい違和感だった。
4歳ぐらいの子供のしたことだし、当時でも罪にはならなかったと思うんだけど、それで山本が死刑判決になったのに全員が黙っていられるって、なんだかなあ。。。
犯人である子供が大人になって、事件に違和感を持って調査に協力するってのは、因果だよね。むしろ気の毒。
(しかも名前が守)
子供が犯人だった、って話し、他でも観たことあるなあと思った。
ギャグ的なのと、シリアスなのと、振り幅大きいのが面白いのに、今回はそのシリアスなほうがイマイチというか、
南雲がほんとはいい人だったとか、実の娘じゃなかったとか、犯人が誰かとか、意外性がないというか、よく見るやつな感じがした。
この壮大な再現って、毎回やられたら事務所はたまったもんじゃないわ😁
明石、目撃しまーす!!
最後の握手で、手を出した佐田に、
大翔がチョキ出すの面白かった。
いくらでも続編作れそうだけど、
香川照之が戻らない限り、無理だよねえ。。。