コロナ前の大学生の日常の切り取り方上手い。
インターン、飲み会のディテール、現実を知らない新卒だからこそ吐ける大言壮語の数々。
「エモい」をマーケティングしてしっかり映画化した感。
ただ、黒島さん演じる彼女、存在が荒唐無稽すぎて笑った。
初対面の男にSMSで「私と飲んだ方が面白いかもよ?」こんな誘い方、ありえねえ。。。挙句の果てには、朝までのお誘いを女性から!?
主人公は諸星あたるか!?それでもこれはハーレム物の漫画原作ではないらしい。
ただ、こんな遊び方してるなら女の子、10人くらい彼氏おるでしょ。。なのに、フジロックはナンパが怖いから行きたくないって!笑
彼女自体、夢だったんじゃないか?そう思うように、演出されてる。
そう前半は思ってたが、後半の演出のための伏線だったんですな。
90年代トレンディドラマだと、既婚者なのに遊ぶのが男側で、「全部好き」とのたまい、振り回されるのが女側だったのが今回は逆。
可愛い顔の北村匠海に、ボーイッシュな黒島結菜というキャスティング。男女が逆転してる奇妙さ。
男性が脚本を書き、それを女性監督が撮ったのも関係してるんだろうか?
「なんでもそうじゃん、なんだっていつだって終わる時が来るよ」
最後半、ちょっといいこと言おうとし過ぎてくどいかな。。