ゆりこ

エンドロールのつづきのゆりこのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.4
インドの田舎町にすむ少年サマイ。ある日家族で出掛けた先で、すっかり映画に魅了されてしまう。お金がないサマイは映画チケットを買うことが出来なかったが、映写技師のファザルと出会い、母の弁当と引換に映写室に入れてもらえることとなった。様々な映画を観るうち、自分でも上映してみたいと思うようになる。
映画に魅力された少年の話、で間違いないんだけど、作品というよりは映写技術の話。予告編で感じた映写室から新しい作品を覗き見るワクワクというよりは、光の演出とか映像を映し出すワクワクという感じ。光が所々結構眩しいので、正直段々眠くなってきてしまった…とはいえピュアな少年が自分の好きなものに一生懸命って好きな作品になることが多いんだけど、サマイはちょっと悪い子すぎたのか?イマイチ私には刺さらず。。ただ、最後はかなり印象的…まさかタイトルの伏線をそこで回収するとは。なんか“映画”そのものについてちょっと考えてしまった。とりあえずこの作品は、予告編の印象で期待して観に行かない方が良いと思われる。ところでお母さんの料理、具材全然分かんなかったけどすごく美味しそうだった!
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