吉田ジャスティスカツヲ

コーダ あいのうたの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.8
家族で【唯一耳が聞こえる主人公の女子高生】は、普通と違う家庭環境に育ったことで常に周囲から浮いた存在でした…
そして今、家族を助けなければという義務感と自分の夢を追いかけたいという願いで板挟みになっています😔

そんな複雑な気持ちはあっても家族のことは愛していて【だから観る者は彼女を応援してしまう】のでしょう😌

聴覚に【障がいがある人々を、障がいに悩む人々として描くのではなく】障がいを持たない人々と同じ、生活を楽しみ、生きることに四苦八苦する人間として描くところがこの作品のミソですよね🤫
ヒロインの父も母も兄も耳が聞こえないのですが、それぞれにたくましく、個性的で、人間として魅力的。
それが、この家族をさらに立体感あるリアルなものにしてくれます。

雰囲気が少しでも悲壮感に落ち込みそうになると【すかさず下ネタをブッ込んでくるので】本作においては良い刺激👍


まぁ主人公が溌剌としている分、なおのこと。
そして歌うことに夢中になった彼女は、聴こえない家族にどうやって自分のパフォーマンスを伝えたか…
そこだけは予想外の演出で、ほとんどの人が感動してくれるのでは🥺