コーダあいのうた。社会課題作品として秀逸でオススメ映画。雰囲気や観後感はシングストリートね。障がいを真摯に描いてると感じた。ろう者の家族の話で音が聞こえないからこそ音にこだわる作り、小鳥の囀り、葉っぱの揺れ、物同士が当たる音。音無しで見たらまた少し理解が深まるのかなと思いました。
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耳でなく心にとどく、あいのうた。
はまを。
ヘッドフォンで鑑賞したが大正解だった。出だしが私が大好きなバーレスクの曲から始まるのがもう最高。細かい音も聞こえた。
今やってるドラマ「ファーストペンギン」や「silent」の理解が深まるのではと思った。
私は人の感情に共感できないことが多い。人の気持ちがわからないことが多い。そんな私でも、主人公に、父に、母に、兄に、彼氏に、先生に、入り込めるような作り。
私が学生時代での心残りは合唱しなかったことなので、その点良い面だけ味わうことができてありがとうございますって感じ。
漁の問題は海外でもあるのかー難しい。
映画ネタを映画に盛り込む描写、好きだなぁ。
背中同士で歌いあうことがこんなにエロいとは。歌と接続する、魂をのせるってこう言うことなのね。
物の振動は触れられるのに、空気の振動である音は感じ取れないもどかしさ。観客の反応や、喉に触れて間接的に歌を感じる姿にグッとくる。口元のカメラとかディティールもちゃんと描く感じも良いね。
ちょっと最後急にまとめてきたな感はあるけど、ここまでくると展開が読めるとかそんなのどうでも良いのよ。
社会課題、音楽、青春。どれも変に強調し過ぎずとってもバランスが良く、なんかおすすめ映画ある？って聞かれたら本作を伝えたいなと思いました。
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Happy birthday to you
That’s what I’m waiting for
追記＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
見終わった後、ヘッドフォンを外し、テレビを消し、しばらく無音の空間にいることにした。
本作を「良い」って思っている自分は、正直どこか他人事というか、こう言う世界があるんだなぁって思っているからだと思う。実際に自分の家族や周りの環境がこんな感じだったら、きっと「こんなに綺麗じゃない」と現実との乖離を感じると思う。映画というフィクションで、ノンフィクションを描く、それを見る私たちの感情って難しいね。
これも正直な感想だが、「できなかったときに言い訳にできる何かがある」っていいなと思ってしまう。
XXXだからまぁできなくてもしょうがないよね。
XXXだからできたらラッキーだよね。
くらいの、逃げ道があるというか、ダメ元感ならいいのになって思う私は、心底あらゆるプレッシャーに弱い。相手の期待値と自分のレベルとのギャップを嫌う。
てかやっぱりシングストリート関係してたのね笑
アカデミー賞の作品賞と脚本賞か、なるほどです。
自分の人生との関連性が高ければ5点だった。
