聾の両親と兄のもとでヤングケアラーとして育った健常者の少女が、家族への愛と自分の人生の選択で葛藤する物語
このさわりから感じる重苦しさはなく、小気味よく抑揚しながら見せていくウェルメイドなエンタテインメント
青春映画で家族映画、音楽映画なのだけど、この映画が一番言いたかったのは、全ての表現者に向けての応援メッセージだと感じた
表現は”てにをは〟を極めることではないんだよ あなたの世界観をどのようなやり方でどう伝えるかなのだよと
坂本龍一氏の死去が伝わった夜に
「芸術は長く、人生は短し」という彼の言葉を噛みしめながら