予告を見て期待が膨らんでいた分
甚だ裏切られてショック!
思ったものとまったく違っていた。
文字→読者のイマジネーションで
完成する原作と映像とのギャップを
埋められない典型。
取って付けたセリフが
リアリティを欠きすぎて
まったく入ってこない…。
永野芽郁の表情と演技が
神がかり的に素晴らしいのに
すべてが嘘っぽくて感情移入できない。石原さとみの母性も
キャピキャピしすぎていて薄い。
「こんな夜更けにバナナかよ」の
前田哲監督をもって
この出来映えということは
そもそも映画化をもくろんだ
プロデューサーの感性の欠如、
それに尽きる。
これは、あくまで
活字で読むためのファンタジー。
次の作品を見るまでは
モヤモヤが解消できそうにない。
残念…