めしいらず

そして、バトンは渡されたのめしいらずのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
1.9
前半のコミカライズされた語り口のおかげか多少無理のある筋運びや極端な設定が嫌味なく見せられていてすんなり物語に入っていける。娘役の二人の貢献度も高いだろう。妻の連れ子の為に良い父親になろうとしている継父たちと比べ、奔放でやりたい放題に見える継母に母親の自覚は疑わしく、それが本当はミスリードだったと分からせる後半の展開が安直で出来過ぎと思いつつもよく練られていたとは思う。ただ実父から娘を引き剥がした事実は、継母がひた隠した事情を考えてもやはり行き過ぎだし罪深くも思える。そこが有耶無耶でどうしても引っ掛かりを覚えてしまう。
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