【ドキュメンタリーのススメ】
COLA WARS / コカ・コーラvs.ペプシ
(2019)

◆ドキュメンタリーの種類
　証言に基づく「解説型」
◆描かれるトピックス
1980年代のアメリカで勃発した、
　「コーラ戦争」に迫る

〈本作の粗筋〉
・炭酸飲料市場で最大シェアを誇るコカ・コーラと、斬新なアイデアで首位を狙うペプシが繰り広げた「コーラ戦争」。
・1970年代の「ペプシの挑戦」、1980年代のマイケル・ジャクソンのCMで勢いを増したペプシに対抗するため、コカ・コーラが下した重大な決断はアメリカ中を揺るがした。時代を象徴する戦いの歴史に迫る…。

〈見処〉
①国家二分の文化の衝突。
　史上最大の企業バトルの行方は？
・『COLA WARS / コカ・コーラvs.ペプシ』
（原題：COLA WARS）は、2019年にアメリカのヒストリーチャンネルで放送されたドキュメンタリー。
・本作は、マスメディアが普及し大量消費時代に突入した1980年代のアメリカを舞台に、炭酸飲料業界で起きた熾烈なシェア争いの裏側で、どのような戦略や努力があったのか、当時の社員やジャーナリストたちが檄白。アメリカのビジネス史に残る史上最大規模の企業バトルを回顧している。

②本作で語られるエピソード
・比較広告の元祖「ペプシ・チャレンジ！」
・マイケル・ジャクソン「ペプシ・ジェネレーション」CM
・宇宙で最初に飲まれる炭酸飲料は？
・ペプシと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
・コーク100年目の決断「調合変更」による影響は？
　
③結び…本作の見処は？
まさに「文化」と「世代」の戦い。
◎: 「まるでプロレス」…。コーク、ドクターペッパーに続く、シェア3位だったペプシが仕掛けた味比べ調査「ペプシ・チャレンジ」は、日本にも上陸したゲリラ的マーケティング手法。マーケティングの歴史を学ぶうえでも、貴重な映像素材。
○: 「ダイエット・コーク」に対するマーケティングや終盤に語られる「ニュー・コーク」の顛末は、とくに興味深いエピソード。
▲: サンタ・クロースとコカ・コーラのエピソードが登場しないのは残念。

• #ドキュメンタリーのススメ

誰もが知ってるコカ・コーラとペプシ。
その1980年代からの首位争いを描くドキュメンタリーです。
実名を出して好きな方を当てる非常識なブラインドテストに始まり、マイケルジャクソンを起用したCM、映画を利用したさりげない宣伝など。
なんとバックトゥザフューチャーがペプシの宣伝に使われていたとは知りませんでした。
そして掟破りの門外不出のレシピ変更によるコークの新製品の販売と消費者からの反発。
それは単に経済戦争ではなく、コーク派とペプシ派を作り出した国を二分する消費者文化の醸成でもあったのです。
全体に首位を脅かされるコカ・コーラの焦りと善戦するペプシという構図。
でも最後に勝ったのはコーラ市場全体を大きくした両者だったというのも面白いですね。

炭酸が嫌いやさかいコカコーラもペプシも飲まないから味知らんわ。

違いって わかるもんなんか？

商品名を伏せたコーラの味比べ調査
ペプシ・チャレンジ面白いな。

壮絶なる戦い！
さてさて どちらが勝ちますかねぇ。

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