心にずしっとのしかかってくる映画だった…
ドラマ版を一気見して衝撃を受けた勢いのまま、翌日に映画を観ました。綺麗事ではすまない壮絶な展開の連続。ドラマ版と変わらない手触りの物語がそこにありました。
前科者の更生のためにひたすら寄り添う、阿川佳代役有村架純が圧巻でした。ドラマ版のただ一生懸命だった頃から着実に成長しているのも感じられたし、弱さを持ちながらも、保護司としてやるべきことを全うする、凛とした姿がすごくかっこよかったです
人間らしさと「人間じゃない」姿の間を揺れ動く工藤誠役森田剛、物凄くなかったですか…？月並みな言葉だけど、芝居がうますぎる…
更生したいという気持ちは本物なのに、ままならない事情に翻弄される姿が痛ましくて、その一挙一動から目が離せませんでした。
剛くんにはぜひ、今後も映像作品に出続けて欲しい 本当に素晴らしいお芝居でした
さいごの阿川さんと工藤が一対一で対峙するシーン、凄かった
みどり〜〜！ドラマ版から引き続き、たいへんに魅力的なキャラクターみどり〜！！阿川さんの近くにみどりさんがいてよかった。保護観察対象者に寄り添う保護司・阿川さんに寄り添うみどりさんにこの上ない安心感を感じました コンビニでのあのシーンは本当に惚れてしまう…！
社会から爪弾きにされがちな「前科者」。彼らが罪を犯したのは、彼らだけに原因があるのか。どこかで止めることはできなかったのか。更正は可能なのか。
工藤誠をめぐる事件の中で、ものすごく考えさせられました。正直ぐちゃぐちゃで全然考えがまとまらない、あまりにも壮絶な展開。でも一筋の光が見えるラストだったとわたしは信じたいです
決して元気になれたり明るい気持ちになったりする作品ではないのだけれど、容赦のない現実と圧巻の演技と展開を感じ、見てよかったと心から思える作品でした。
