第23回アカデミー賞短編アニメ映画賞受賞作。

手塚治虫をはじめ、日本のアニメーターが前衛的な表現の数々に度肝を抜かれたという、リミテッド・アニメーション。
敢えて動きを少なくし、かつ人物の絵柄も簡易的ながらも、躍動感とそもそも設定からして既に面白い。
オチはやや雑に感じるものの、本作がなければ、日本のアニメーションはここまでの歴史を築けなかった可能性も十分に有り得る。

“アニメで流れてそうな効果音を発する少年”、この筋書きだけで気になった方は鑑賞してみてほしい。

• #ヨッシー短編シリーズ

当時、ディズニー映画より玄人から高い評価を受けたアニメーション映画。

限られた線と色で諸々を描画する。
コストカットと同時に独特のスタイルを生み出している。

SE（効果音）がまさに効果的に使われており、
視聴後、タイトルの意味も「なるほど！」となる。

個人的にカートゥンネットワークで放映されてそうだと思った。

ディズニーの写実的なフル・アニメーションに対し、リミテッド・アニメーションはシンプルな背景とキャラクターで象徴主義的な画面や動きを表す

一般的に思われている、「セル画・作画枚数を削減する技法」は間違いだそう
動きを強調するために止める必要性があった
たった2枚でも動きは表現できるのであって、節約自体が目的ではない

手塚治虫の場合はテレビアニメのために、作画の節約としてリミテッド・アニメーションを採用した

アメリカのアニメーション制作会社UPAによるもの






漫画文化論第5回