「生きるのと延命は違う。」（アンドレ）
安楽死
費用 一万ユーロ
死への考えは様々やけど、
ある程度 裕福な方の死の選択。
…のような気もする。
感動の作品ジャンルではなく、
ドキュメンタリーを観ているような感覚。
原作者の方の実話が元らしい。
ずっと色々考えながら観ていた。
重くなりすぎなかったのは、
アンドレのユーモアと
フランス映画のポップな雰囲気。
エマニュエルを演じた
ソフィー・マルソーの魅力溢れるシーンが
散りばめられてたからかな。
あれは意図的にやんね？
全盛期は知らないけれど、
ナチュラルにお年を重ねてはる美しさが、
本当に魅力的。
パートナーの方とのやりとりも素敵。
法を犯すことにもなりかねない。
せやけど、許されるのなら、
私も安楽死を望みたい。
自死との違いも難しいけど、
本人が望むのなら
何を望んだとしても
それは周りがとやかく言うのは
違うんちゃうかなーって、常々思う。
私は長生きをしたくない。
理由は割愛するけど。
アンドレの彼や、
エマニュエル姉妹の母とアンドレの関係性。
サラッとやけどlgbtqも描かれている。
自分ならどうするか？
とても考えながら観た作品やけど、
ふふっと笑えるユーモアもあり。
フランスらしい絶妙なバランス。
優しい作品でした。
