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わたしは最悪。のmtのネタバレレビュー・内容・結末

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

漠然と不安を抱える主人公の
葛藤と成長。しない物語

名言
アナルはブルジョワへの対抗のメタファー


TOP
夕暮れのバルコニー。ドレス姿の主人公。
どこかを眺めてるバストショット。
END
アパート窓辺。
パソコンに向かい作業する主人公。

○恋する2人よがりの心理描写。
恋する二人だけの世界。
ある朝、主人公以外の時間が静止。
街中停止の中、彼だけは動いている表現。

出会う瞬間でなく、決心した朝に唐突に。
部屋のスイッチを入れる瞬間トリガー演出。

○陽の低い時間帯の美しいショット
パーティー会場で夕暮れのバルコニー
パーティー帰り、街を臨む丘の上
名残惜しくも別れる男女

○光の美しいショットたち
北欧だから?
全シーンが柔らかく、明るく美しい光。
別れ話のアパートですら美しすぎるシーンたち。

○初対面の浮気相手との変態プレイ
生理的嫌悪ある部分を初対面でプレイ
遺伝子レベルで惹かれあう2人描写?
栄光の中にいる彼への嫉妬?
疎外感からの反動?

○ナレーション演出
語り手が、彼女のセリフまで喋った後、
彼女自身、セリフを喋る。タイムラグ。

○編集
前半のテンポ良い早い編集
主人公の男性遍歴、寄り道だらけの進路
中盤のテンポ良い編集
彼との出会い、葛藤、
最終章で丁寧にスローになる編集

○父親のポンコツ演出
腰痛で誕生日ドタキャン。
新娘に合わせた、旧娘へのプレゼント。即バレ。
セリフで縁切りされる。


●ラストの選択
重要な選択が彼女の自主性でなく、
外的要因で決定して、最後までもやもやする。

●ドラック描写
映像的には素晴らしいが、
老いと性?なにをいいたいのかわからない。

●彼女の文才描写
フォトグラファー以外の選択の示唆?
丁寧に描いたわりに不要では?


前作テルマのような、
ダイナミックなロングショット期待してた。
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