チッコーネ

第8日の夜のチッコーネのレビュー・感想・評価

第8日の夜(2021年製作の映画)
3.0
冒頭の砂漠場面がちょっと安っぽいかしらと思ったが、「赤の目・黒の目」のCGは濡れたような光沢があって良い感じ。
白抜きな宗教図版も、オカルティックな雰囲気を盛り上げてくれる。
セピア風で黒が際立つ画面は、かなり色調修正されているのだろうか。
どことなくコミック調で、作風に合致していた。

Netflixでは『サバハ』とカニバる韓国作品と言えそう、ただしオカルトに終始せず、現実に足を着けた警察勢力の捜査も並走させる。
キム・ユジョンが演じたキャラクターは不要、客寄せ/付け足しの感は拭えず、脚本の求心力を分散させている。
彼女よりパク・セヒョンの怪演が強力、CG加工していない素の笑顔が怖い。