ニコラス・ケイジが落ち目のスター「ニック・ケイジ」を演じるセルフパロディ的なエンタメ作品。めっちゃハッピーな作品だった！
落ち目で借金まみれ、元妻との間にいる娘にも愛想をつかされかけているかつての大スター、ニック・ケイジ。再起をかけた大作映画への出演も逃し、踏んだり蹴ったり。そんな中、マネージャーから大富豪ハビの誕生日パーティーに出席すれば大金がもらえると言われ、しぶしぶ行くことにする。ニックの大ファンだというハビは実際にガチファンで、2人は意気投合。しかし、接触してきたCIAに「ハビは酷い悪人だ」と言われて……。
みんな良い人！まったくイヤな気持ちにならないハッピームービー。常に力いっぱいのニック・ケイジも愛おしいし、ガチファン役のペドロ・パスカルも愛おしいし、CIAも憎めないし、家族たちも良い人だし、アクションはあるけれどこれといって残酷でもないし、安心して最初から最後まで楽しめるかるーい映画だった。
特徴としては、やはりニコラス・ケイジ愛に溢れていること。彼のこれまでの出演作が度々ネタになるのはもちろん、映画がめっちゃ好き！という点で意気投合したニック・ケイジとペドロ・パスカルの映画愛が溢れていて、とにかく『パディントン2』がまた観たくなる笑
大迫力アクションというわけではないもののヨーロッパの景色が楽しめるし、展開は速いし、ギャグは多いしサクサク進む。オチも映画愛と人間愛に溢れた感じでとってもハートウォーミング（しかも、ちょっとしたサプライズもあった）
日本で公開されるかは激しく疑問だが、皆に観てほしい。映画愛とスターへの愛は『ラストムービースター』みたいな感じだけど、もっとファミリー向け。
