〖マッシブ・タレント〗（映画/アメリカ/2022）
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『ハリウッドスター、ニック・ケイジは悩んでいた。多額の借金を抱え、心から望んでいた役は得られず、妻とは別れ、娘からは愛想をつかされていた。
「かつて栄華を極めた俺の人生はもう取り戻せないのか――」
悲観する彼の下に、スペインの大富豪の誕生日パーティーに参加するだけで100万ドルが得られる高額のオファーが舞い込む。借金返済のため渋々受け入れ、スペインへ飛んだニックを、彼の熱狂的なファンだという大富豪ハビが待ち受けていた。最初は乗り気ではなかったニックだが、映画の趣味が合うハビと意気投合し、友情を深めていく。ところがある日、CIAのエージェントがニックに接近する。ハビの正体は国際的な犯罪組織の首領で、彼の動向をスパイしてほしいというのだ。ハビとの友情をとるか、それとも国家のために働くのか。ニック・ケイジの俳優人生を懸けた一世一代の大仕事(ミッション)の幕が上がる』
こないだいつめんでウィリーズワンダーランド観た時にたかえさんがこれ面白かったって言ってて、たかえさんが言うなら面白いでしょと思って観た。
ニコラスケイジがニコラスケイジ役で…？！
始まってしばらくはなんかうまくノリについていけなくて「ウワどうしようたかえさんごめん、これ合わないわ」って思ってたけど、全然、ぜーんぜん大丈夫だった。声出して笑いそうになるのめちゃくちゃ堪えた。
なにこれ、とんでもない怪作です。狂ってる。
ニコケイのことそんなに知らないから過去作とか出てきてもフーンって感じになっちゃったのが勿体無い。
ニコケイ好きな人は絶対観た方がいいし、絶対ますます好きになる。
もうどこまでニコケイでどこからが演技なの？ってなるのも楽しい。
あとちょっと前に観たカリガリ博士の名前をまさかこんなところで聞けると思わなくてそれも大喜びした。ちょっと前っていつだったか忘れたけど…私の『ちょっと前』には過去3年ぐらい含まれます。
あとさ、大統領候補の娘の子すごい顔がタイプだった。あの子は若いのにニコケイの良さをわかってるとか素晴らしい。しかもニコケイ本人が助けに来てくれたとか一生記憶に残したいし絶対走馬灯に出てきてほしい思い出だよね、いいなあ。
そしてデミムーアの無駄遣い。
ていうかこんな自虐的な映画作れるニコケイすごいよね。なんかすごい人なんだなあって思った。
これはいつめんみんなで観たいやつなので観たみんなも観てないみんなも一緒に観ようね。あとパディントン2も観ようね。
（53/劇場鑑賞23）
