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ARGYLLE/アーガイルのfujisanのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
2.6
割と評価が高いんですね・・

個人的には、なんじゃこりゃ?映画だったのですが、評価が高いことに驚きながらこれを書いています。

一応監督の作品は初期の「レイヤー・ケーキ」からほとんど観ているのですが、今作はマシュー・ヴォーン監督どうしちゃったんだろうなというのが第一印象でした。でも、私が路線変更と世の中の流れについて行けて無いだけなのかもしれません。。

内容はほぼコメディ。コメディ風味のアクション映画ではなく、コメディ映画に多少アクション要素がある感じで、特に序盤は「ブレット・トレイン」っぽくもあり、ああいうおふざけの中で話が進んでいく感じです。

ストーリーに現実味は全く無いので、ファンタジー的でもあり、気軽に楽しめる作品にはなっていると思います。
以下は、気になったところ。本作のファンの方はスルーしてください・・

・予告詐欺?
まずは予告と内容がぜんぜん違うというところですね。あの、ヘンリー・カヴィルとデュア・リパがダンスしている予告です。デュア・リパは楽しみにしていたので、おそらく5分ほどしか出てないことが残念でした。

・チープなCG
お金ケチった?かのような自然味がないCGで、どんなシーンでも、ある意味安心して観られる映画にはなっていました。

・感情が見えない
ジャケ写にはそうそうたるメンバーが揃い踏みしていますが、主演のブライス・ダラス・ハワードとサム・ロックウェルが共演している以外は、ほぼ大御所メンバーが同時に登場するシーンはなく、お金掛けずにうまく撮ったなーという感じ。

全3作想定だからか、登場人物の背景深掘りもなく、特に大きなピンチもなく、淡々と物語が進んでいきました。


ミドルクレジットでは、監督の代表作シリーズである「キングスマン」との関係や、今後も続いていくことを示すようなシーンがあったので、ファンの方は席を立たないほうがいいかも。
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